夫側の向き合い方として・・・
今ちょうどtwitterで見かけたんだけど、この視点が”ある”or”ない”かで未来は変わってくるだろうなぁと思った。
「物事をわかったような気になる」って、否定されがちだけど実際は大事なことだと思う。ただし、その後に「わかったような気になっていたけど全然わかってなかった」と更新を迫られる経験が必須。そうやって理解と更新を何度も繰り返していくことでしか頭は良くなっていかない。
— 清田代表@桃山商事 (@momoyama_radio) 2016, 1月 11
大事だと思う。
最初から何でもわかっているわけでもないだろうし。
でも、子どもを望んでいる場合の夫側のメンタリティとして、わかった気になってる人もいるんだよね・・・。中には。それで更新を迫られてるはずなのに、スルーするみたいな。
わかった気になっているというか、軽視してるのか、楽観的なのか、考えるのがめんどくさいのか、自分を否定されるように感じて怖くて知りたくないのかわからないけれど。
”考えすぎ”
”そのうち”
”夫婦仲良くしていれば大丈夫だよ”
もう、そんな言葉は聞き飽きましたよ、私は。
なんかいいこと言った気分になってるだけで、具体的な行動(知識を深めるとか、期間を決めて方向性を話し合うとか、風疹の予防注射を受けるとか)がまったく伴ってないんだよね。
”俺ぜんぜんわかってなかったんだ”ということを認められ、
お互いの気持ちを話し、聞き、自分の中で咀嚼して理解して、
夫婦で一緒に知識を深めていく。
さらに、その行程を繰り返していく。
こういう流れが大事なような気がする。
まぁ、ここに男性が抱え込みやすい問題が絡んでくるとこじれるんだろうなぁ。
女性側も、外からのプレッシャー(早く産まないの?)みたいな視線を感じて視野狭窄に陥ったりするし。はいはい、私のことですけどね。
夫婦間の閉鎖的な話題だからねぇ。こういうことは。だれでもかれでもオープンに語れることじゃないでしょ。
理路整然と方向を指示できるようなモデルケースも見えてこない。夫婦で手探りで進んでいくしかないわけで。
それで今のところは、助成制度を広めて周知する方向に行っていたりもするし。
男性不妊治療、15万円助成へ 厚労相 子どもができない原因の半分は男性にあるとされるため、新たに男性向けの助成を始めることにした https://t.co/A0fIX64zHj 半分は男性ということを知らせるためにも
— 中山和弘 (@NAKAYAMAKazhiro) 2016, 1月 8
そうそう、半分は男性ということを知らせるのは大事だと思う。
スタート時点で何も調べてないのに、”私に何かあるかも”ってすり込まれている女性も多いし。
助成制度って、ニュースに上がりやすいから耳にする機会もあるかもしれない。でもそこで男性にも”男性不妊もあるんだ”ということを知らせるというのは間接的アプローチなんだよね。
(もちろん助成自体は素晴らしいことだと思うよ。念のため。)
それでむなしくなったりして、こんなtweetにつながっちゃったんだけどね。
ドンドン知ってほしい。
— うさ (@asuka_repro2) 2016, 1月 8
まぁ・・・、知ってるんだよね。
知ってることと、それを自分のこととして考えられることと、その上で具体的に行動にうつせるかどうかの間には、遠い遠い距離があるのだよ。そこが問題なんだよね。
— うさ (@asuka_repro2) 2016, 1月 8
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ちなみに遠い距離があるという気持ちは、中国嫁日記(4)の男性不妊エピソードでも書かれていた。男性側のメンタリティを知るうえでの参考にはなると思う。いろいろな感想があるみたいだけど、私としては”当事者男性が男性不妊について書いた”というだけでも素晴らしいと思ってる。基本、沈黙する人ばかりなんだから。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もうね・・・全体的に妻側がお膳立てして、いかに夫を誘導できるか、みたいな状況が至る所ではびこっているのがわかるからこそ、
そりゃないよ・・・って思うんだよ。
(でもネット上ではそんなお膳立てが必要もなく、同じベクトルで向き合えている男性も存在するわけで、そういう人の声がもっと広く届くといいのになぁとは思ってる。)
私もどうしたらいいかわからないし、私自身ができることなんて何もないのよ。でも、こういう状況が次の世代まで続いていって、女性側に”早く産んだら?”って言ってしまうようなメンタリティが連鎖していくのは残念すぎるし残酷だよって思ってる。
現状が見えてないんだよね。わかった気になってて、わかっていない(場合も多々ある)。
だから私は、おかしいと思うことを書くしかないんだよね。